【覚えてる?】夏の終わりに「さよならのオーシャン」
あの夏に聞いた曲「さよならのオーシャン」
サザンやTUBEの前は
夏と言えば彼と彼らだった。
杉山清貴&オメガトライブ
夏の歌、海のジャケット、サングラス。
いかした歌詞に、透きとおる美声。
おしゃれな音楽に僕らは引き寄せられた。
杉山清貴を聞いているのがおしゃれだった。
このアルバムは買った。
大人の事情?
爽やかでおしゃれな彼らに何やら事情があったようだった。
杉山清貴とバックバンドのオメガトライブが別れたのだった。
杉山清貴はソロにオメガトライブは新たなボーカルを擁立したのだ。
これには僕らは子供ながらに
「何か大人の事情があったんだな」と思った。
そう思えるくらい不自然な解散だった。
あの人は今? 状態に
ソロになった杉山清貴は「さよならのオーシャン」がヒット。
オメガトライブはカルロシ・トシキを迎え
カルロシ・トシキ&オメガトライブで「君は1000%」が大ヒット。
しかし、夏の音楽はサザンやTUBEへと人気を奪われていき
まるで夏の線香花火のようにサッと消えた。
巷では「ヒゲ」がよくなかったとか、
サングラスをはずしたのがよくなかったなど
いろんな噂があったようだが
すっかり「あの人は今」になってしまった。
杉山清貴さんはもちろん今でも音楽活動はしている。
当時、最も歌がうまいと言われていたように
今聞いても、その歌のうまさ、爽やかな美声、
その音楽センスは今でも十分通用すると思う。
懐かしんで聞く我らオッサンも
若い人にも聞いていただきたい歌手である。