走りまくった「ダイハツ・ミラ」はどこへ行った?
中古の「ダイハツ・ミラ」
高校在学中に車を買った友達がいました。
彼はバイトでお金を貯めて、免許を取り、
そして車も買いました。
彼が買った車が
「ミラ・ターボ」
これです、これ、懐かしい・・・。
彼は中古で買ったこの「ミラ・ターボ」に僕らを乗っけて
あちらこちらに連れてってくれました。
僕らは、この小さな車の中に5人で乗り込み
夜景がきれいな山に行っては、
急勾配にじりじりとしか登ることができないミラで笑い、
夜通し行くあてもないドライブで辿り着いた
街外れのマクドナルドで朝マックを貪ったり、
尾崎やBOØWYのカセットを聞きながら大合唱をしたり・・・。
しかし、そんなミラも数ヵ月後に電柱か何かにぶつかって大破し、
幸い彼は無傷でまた新しい車を物色するのでした。
あの頃は何もなくても車で走るだけで楽しかった。
行き先も、目的も、お金も、女の子も、何もなくても
ただ、ガソリンが尽きるまで夜の街や山の中を走っていました。
座り心地の悪いシートで、音の悪いカーステレオで、
出来の悪い友達らとバカなことばかりやっていた。
そんな思い出の車でした。
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