あの頃の「ラジコン」を思い出してみた
僕らがまだ小学生だったころラジコンカーが流行っていた。
おもちゃのラジコンではなく、「大人のラジコン」が欲しかった。
それはとても高価で、お年玉一回分では、とうてい買えない値段だったのだ。
そして大人になった今、あの時分の、あの雪辱を晴らそうではないか。
と、思い。購入を考えてみた。
マイティ・フロッグ
まず、ドラフト一位候補、「マイティフロッグ」
1983年に登場、ゆかいなトレードマークとフロッグという名前とは裏腹に、独創的な内容を盛り込んだ高性能2WDレーシングバギーとして人気を集めたマイティフロッグ。
これは金持ちの友達が持っていて憬れていたものだ。
高性能のラジコンカーだった気がする。
タミヤ 1/10 電動RCカーシリーズ No.354 マイティフロッグ 2005 オフロード 58354
グラスホッパー
これも捨てがたい、「グラスホッパー」
アメリカンオフロードレースの主役、シングルシーターバギーをイメージした電動RCカー、グラスホッパーが誕生したのは1984年のこと。作りやすさを重視した設計と380モーター搭載の扱いやすい走行性能で人気者となったグラスホッパー。
やはり、かっこいい。このシャープなフォルムに惹かれていた。
タミヤ 1/10 電動RCカーシリーズ No.346 グラスホッパー オフロード 58346
ホーネット
黒くて渋いアイツ、「ホーネット」
1984年にデビューして2WDオフロードカーのブームを生み出したRCホーネット。
これは当時も人気のラジコンだった。
タミヤ 1/10 電動RCカーシリーズ No.336 ホーネット オフロード 58336
ワイルドウイリー
ぶっといタイヤがトレードマーク、「ワイルドウイリー」
急発進するだけで、前輪を上げたダイナミックなウイリー走行が気軽に楽しめ、115mmの大径タイヤを装着してオフロードの走りもおもしろい。
これも人気車だった。当時の名前は「ワイルド・ウイリス」だった気が。
タミヤ 1/10 XBシリーズ No.43 XB ワイルドウイリー 2 2.4GHz
あの頃、放課後のグラウンドで砂煙を巻き上げながら疾走するラジコンカー。
指先ひとつで自由自在にラジコンを操る上級生。
指一本触れさせてもらえるはずもなく、ただただ指をくわえて見つめていた。
当然、親にねだる金額のおもちゃではなく、小遣いを貯めても届くはずもない。
しかし、今なら、このオッサンの今なら・・・。
どこで走らせるんだよ!!!
公道か?
公園か?
放課後のグラウンドか?
いい歳したオッサンがラジコン抱えてグラウンドに入ったら
不法侵入だわ、不審者情報やらで、通報されてとんでもないことになるわ。
・・・そこで、これ買いました。
Pocket Drone Mode1/2切替可能 ★ミニドライバー付★ ラジコン ミニ ドローン
家の中なら誰も通報しないから・・・。
誰にも迷惑かけないから・・・。
そこそこ遊べました。
しかし一時間後には天井に激突して、その一生を終えました。
少年時代の憧憬とラジコンは何かと儚いものです。