【昭和の遊び】光り輝く「泥だんご」
手をドロドロにしながら作ってた「泥だんご」
カチカチに、ピカピカに。
なんであんなことしてたんだろう?
泥だんご作ってました?
僕らが小学生の頃
土を固めて作る
泥だんご作りが流行りました。
土と少しの水分だけで
丁寧に丁寧に作るのです。
2、3日ほど時間を掛けて
作り上げた泥だんごは
野球の硬式ボールのごとく固く、
手の油分など含んだ泥だんごの表面は
つるつるに光り輝いていました。
本当につるつるピカピカなんです。
こんな風に↓
そして決闘へ
わが子のように手をかけ、磨き、鍛え上げた泥だんごは
やがて決闘する運命を迎えます。
「勝負しよか」
その友達の挑発的な言動に煽られた私と泥だんごは
「ええよ」
と決闘に挑むことになります。
じゃんけんで先攻、後攻を決め、
後攻の私は静かに地面に泥だんごを置きます。
友達は私の泥だんごの約15センチほど上に
彼の泥だんごを構えます。
「いくで」
彼は手を放すと二つの泥だんごがぶつかります。
二つの泥だんごはビクともしません。
さて、攻守交代です。
今度は彼の泥だんごの約30センチ上に
私の泥だんごを構えます。
「いくで」
まっぷたつに割れたわが子を握りしめ
屈辱的な気持ちと、少しの後悔を感じ
私はまた土を掘るのでした。
▼こんなので遊んでました