オッサンライフ

オッサンのオッサンによるオッサンのためのブログ

魚肉ソーセージではないのだ、「ポールウインナー」なのだ。

伊藤ハム ロイヤルポールウインナー10本入りX30個 冷蔵商品

 

僕らがまだ小さい頃から

冷蔵庫の片隅にいた「ポールウインナー」。

時におやつに。

時に料理の具材に。

時に父親のおつまみに。

僕らをいつも満たしてくれた。

それが「ポールウインナー」なのだ。

 

 

「ポールウインナー」

伊藤ハム ロイヤルポールウインナー 10本入

「これは魚肉ソーセージ!」

「え、何がちがうの?」

「ぜんぜんちが~う!(怒)」

「いっしょじゃん!(激怒)」

そんな諍いを何度も繰り返した。

関東出身の彼女たちはいつもそうだった。

 

ほとんど関西でしか流通していない「ポールウインナー」

これはいわゆるソウルフードで

僕らを育てたという一役を担っていたのだ。

それを安価な魚の肉のソーセージなんかと一緒にされたくない。

そう、「ポールウインナー」は高級品なのだ。

 

 

オレンジなあいつ

オレンジのセロハンにくるまれたあいつは

いつも僕らを魅了した。

 

特に昔のあいつには、頭と尻に金具のストッパーが付いていた。

僕らはそれを歯で噛み千切って、セロハンをむしり取る。

半分まで食べたら、尻から押し出す。

最後はうまくいかずセロハン内に残ったウインナーの肉片を

ねぶり食す。

 

そうやって僕らは大きくなってきたのだ。

あれからずいぶん経った。

あいかわらず、今も食べる。

関西のスーパーには必ず置いてあるし、

もちろん冷蔵庫のサイドポケットの一部はオレンジ色だ。

僕らを取り巻く環境はたくさん変わっていった。

しかし、オレンジなあいつは今も僕らを魅了している。

時におやつに。

時に料理の具材に。

時におつまみに。

 

▼思い出の味